ナイキのヴォメロシリーズは、マックスクッションのトレーナーとして人気です。プレミアムはトップティアで、クッションの極みを追求した回復シューズ。一方、プラスはパフォーマンスティアで、最大クッションにレスポンスを加えた設計です。両者ともズームXフォームを採用していますが、プレミアムのフォームはより柔らかく、回復に特化。プラスはパフォーマンス向けにチューニングされ、フォアフットロッカーと組み合わせています。

ドロップは両モデルとも10mmで、ナイキらしい自然なフィーリング。重さは27cm（US9）で、プレミアムが335g、プラスが281gと、プレミアムの方が重めですが、バランスが良く、走行中に重さを感じにくいのが特徴です。アウトソールはワッフルパターンを基調とし、グリップ力が高く、耐久性も良好。プレミアムは幅広で安定性を、プラスはレスポンスを重視した形状です。

これらの違いにより、プレミアムは低重力のようなバウンド感を提供し、プラスは弾むようなライドを実現。ランニングのタイプによって選択が変わります。

ライドの違いが両モデルの本質です。プレミアムは無限のクッションで、低重力のようなバウンド感。エアズームユニットが構造を提供し、柔らかいフォームを活かします。回復ランに最適で、足の疲労を軽減。

プラスはレスポンシブなライドで、フォアフットロッカーと組み合わせたスプリング感。意外な柔軟性があり、トゥオフが自然。イージーランから閾値ペースまで対応し、5kmペースもこなせます。

安定性では、両者とも柔らかさゆえの揺れがありますが、転倒感はなし。プレミアムは幅広ベースとエアユニットで安定優位、プラスはフォームの輪郭でレスポンスを保ちます。揺れは足首強化に役立ち、レーシングシューズの準備に適します。プレミアムは回復重視、プラスは多用途です。