アシックス ソニックブラスト レビュー:3人が実走テスト、BLASTファミリー初プレート搭載モデルの実力は?🏃⚡
アシックス ソニックブラスト
BLASTシリーズ初のプレート搭載モデルを3人のランナーが徹底テスト。FF TURBO SQUAREDとアストロプレートは期待に応えるか
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 重量 | 256g(27cm / 片足) |
| スタック高 | 46mm(ヒール)/ 38mm(フォアフット) |
| ヒールドロップ | 8mm |
| ミッドソール | FF TURBO SQUARED(上層)+ FF BLAST MAX(下層) |
| プレート | アストロプレート(Pebax樹脂、3/4レングス) |
| アッパー | エンジニアードメッシュ |
| アウトソール | ASICSGRIP |
| 幅展開 | スタンダード(1幅のみ) |
| 対応路面 | ロード |
ソニックブラストのミッドソールは二層構造で、それぞれ異なる役割を担っている。上層には新素材FF TURBO SQUARED(FF TURBOから反発性を約32.5%向上)、下層には安定性とクッション性を担うFF BLAST MAXを採用。両層の間にPebax製アストロプレート(3/4レングス)が挟み込まれ、推進力と反発性を生み出す。
A-TPU素材で反発性・耐久性・軽量性を兼備。従来のFF TURBOより約32.5%高い反発エネルギーを実現し、着地の瞬間に素早く元の形状に戻ることでストライドをサポートする
ノヴァブラスト5にも採用される実績フォーム。クラウドのような柔らかさと高い反発エネルギーリターンを両立し、ソール全体の安定性を底支えする
アシックスがブラストシリーズに初めて採用した樹脂プレート。カーボンプレートより柔軟で足への負担が少なく、体重差や走り方の違いにも対応しやすい設計。前足部を中心に配置されることで自然な推進力を演出し、両サイドへ幅広く展開して安定性も確保している
3人のレビュアー全員が「通常サイズでよい」と評価。アシックスの他のシューズと同じサイズ選択が推奨される。
シンなサイドタンが少し慣れを要するものの、一度ロックダウンが決まれば走行中にずれることはない。ヒールカウンターは軟らかめで、スティッフなカウンターを好むランナーには物足りないかもしれない。
スナッピーで反発力のあるライドは認めるが、プレートとFF TURBO SQUAREDの組み合わせが想定以上に硬く、「ブロッキー」「木のような感触」と感じた。10kmを3分30秒/kmペースで走るなど速いランは問題なくこなすが、ロングでのテンポ走ではメガブラストやニューバランス、ホカのプレートトレーナーと比較して楽しさが劣ると評価。メガブラストが持つ滑らかなロール感がソニックブラストには不足していると指摘した。
速いペースでの使用時は反発感・スナッピーさが際立ち、5km・10kmペースのトラックセッションで好印象。しかし「スムーズ」と「フルーエント(流れるような)」は別物だと指摘し、ヒールtoトゥの流れに若干のぎこちなさを感じた。サッカニー エンドルフィンスピード5と比べるとヒールからつま先への流れが劣ると評価。その一方で耐久性は問題なしで、アウトソールのゴム摩耗も少なく、良好な耐久性を予測している。
3人の中で最もポジティブな評価。雨のロンドン中心部を走る不規則なコースでのハーフマラソンで、ASICSGRIPの優れたトラクションと機敏さを確認。1200mのトラックでは5分45秒/マイル(約3分34秒/km)ペースを維持でき、「スプリングとエネルギーとクッションとコントロールのバランスが絶妙」と高く評価。より速い走りにはメガブラストより優れており、マラソンまでのレースにも対応できると述べた。
3人のレビュアーが言及した主要な比較対象
| モデル | ライド感 | 評者の評価 |
|---|---|---|
| アシックス ソニックブラスト | 硬め・スナッピー・安定 | 2名否定的、1名高評価 |
| アシックス メガブラスト | 柔らか・バウンシー・軽量 | マイク・キーランが上位評価 |
| サッカニー エンドルフィンスピード5 | 流れるような・高速 | マイク・キーランが上位評価 |
| ナイキ ズームフライ6 | 柔らか・バウンシー・軽量 | マイクが上位評価(安価) |
| ホカ マック X2 / X3 | 柔らか・ロッカー強め | マイクが上位評価 |
| アディダス アディゼロ エボ SL | 軽量・高速・低価格 | マイクが上位評価 |
| アシックス スーパーブラスト 2 | 柔らか・軽量・長距離向き | キーランが上位評価(高価) |
「スプリングとエネルギーとクッションとコントロールのバランスがほぼ完璧。ファンで、速く、簡単にコンフォータブルになれる」
— ニック(The Run Testers)
3人のレビュアーの評価は二分した。ソニックブラストはテンポ走・インターバル・ワークアウトに最適化されたプレートトレーナーとして機能するが、メガブラストやサッカニー エンドルフィンスピード5と比べるとライドの楽しさに欠けると評価するランナーもいる。一方で安定性と推進力を高く評価するランナーには理想的な一足となり得る。
- テンポ走・インターバルを中心にトレーニングするランナー
- プレートシューズ初挑戦で安定性も欲しい方
- サブ3〜サブ4を目指しているランナーのトレーニング兼レース用
- 硬めのライドを好み、コントロール感を重視するランナー
- 雨天や不規則なコースで高いグリップを必要とする場面
- ボインボインと弾む柔らかいライドを求めるランナー(→メガブラスト)
- 足幅が広め・ワイドフット対応が必要な方
- 回復走でも快適に使いたい方(→ノヴァブラスト5やスーパーブラスト2)
- より高いコストパフォーマンスを優先する方(→アディゼロ エボ SL)