レビュー

ナイキ ボメロ プラス レビュー|走って分かった最強マックスクッションの実力 👟⚡

ランニングシューズ レビュー · 2025

ナイキ ボメロ プラス
ファーストラン & 100km完走レビュー

フルレングスZoomXミッドソールを搭載したマックスクッション デイリートレーナー。インヴィンシブルの後継として、安定性と弾むような走り心地を両立した意欲作をテスト。

45mm
ヒール スタック ハイト
292g
重量(メンズUS10)
10mm
ヒール ドロップ
約85%
エネルギーリターン
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© Nike / Sole Retriever — 公式プロダクトショット
スペック詳細
項目 ナイキ ボメロ プラス ナイキ ボメロ 18
ミッドソール フルレングス ZoomX ZoomX+ReactX(二層構造)
スタック ハイト(ヒール) 45mm 46mm
スタック ハイト(前足部) 35mm 36mm
ヒール ドロップ 10mm 10mm
重量(メンズUS10) 292g(10.3oz) 325g(11.5oz)
アッパー エンジニアードメッシュ エンジニアードメッシュ
アウトソール 高耐摩耗ラバー(ほぼ全面) ラバー(ポッド状)
ミッドソール
ボメロ プラス フルZoomX
ボメロ 18 ZoomX+ReactX
スタック(ヒール/前足)
ボメロ プラス 45mm / 35mm
ボメロ 18 46mm / 36mm
重量(メンズUS10)
ボメロ プラス 292g
ボメロ 18 325g
ヒール ドロップ
ボメロ プラス 10mm
ボメロ 18 10mm
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© Nike / Sole Retriever — 公式プロダクトショット
ZOOMX パフォーマンス
約85%
ZoomXフォームが実現するエネルギーリターン率。この値はナイキのレーシングシューズにも採用される同素材の特性であり、マックスクッション シューズとして異例の高反発性をボメロ プラスにもたらしている。
ボメロ ラインナップの位置づけ
エントリー
ボメロ 18
ZoomX+ReactX 二層構造。デイリートレーナーとして幅広いランナーに対応する定番モデル。
◀ 本レビュー
ボメロ プラス
フルレングス ZoomX。インヴィンシブルの後継となる高弾力マックスクッション。より軽く、よりバウンシーな乗り心地。
最上位
ボメロ プレミアム
ZoomX+エアズーム ユニット。55mmという驚異のスタック ハイトを持つ究極のリカバリーシューズ。
ミッドソール テクノロジー分析

ボメロ プラスのミッドソールにはナイキのTPEベースのZoomXフォームがフルレングスで採用されている。これはナイキのレーシングシューズ(アルファフライ、ヴェイパーフライ)に使われるPEBAベースのZoomXとは異なるものだが、性能面では約85%のエネルギーリターン率を実現し、マックスクッション シューズの中では際立って高い反発性を持つ。

45mmという高いヒールスタックにもかかわらず、シューズ両側に形成された厚いサイドウォールが足をしっかりと包み込み、安定性を確保している。またロッカー形状のアウトソールが蹴り出しをスムーズに補助し、ヒール着地時の衝撃を効果的に分散する。

クッション性 95%
カテゴリー最高水準のクッション量
反発性・エネルギーリターン 85%
同カテゴリーの多くのシューズを上回るZoomX由来の高反発性
安定性 75%
高スタックながら幅広ベースとサイドウォールで十分な安定性を確保
汎用性(ペース適応幅) 72%
イージーペースが主体。テンポペース付近まで対応可能
走行テスト:約100kmのフィールドレポート

テスターは約100kmにわたってボメロ プラスをメインのデイリートレーナーとして使用した。イージーラン、リカバリーラン、ウォームアップ、クールダウン、さらにはイージーペースからテンポペース付近(km約3分40〜50秒)まで引き上げるプログレッションランなど、幅広い用途でテストを行った。

最も印象的だったのは「スタート直後から感じる弾力感」だ。柔らかく沈み込む感触はあるが、そこからのエネルギーリターンが大きく、ペダルを踏み込むほどに反発が増す。ゆっくりとしたイージーペースでは快適で流れるような乗り心地を提供し、ペースを上げるにつれてバウンス感がさらに際立つ。通常なら高スタックシューズで感じやすいヒール着地時の「ばた足感」も、柔らかいZoomXフォームとロッカー形状によってほぼ解消されている。

走行距離100kmの時点でも、ミッドソールの弾力に明らかな劣化はみられず、アウトソールの摩耗も軽微にとどまっていた。砂利道など軽いオフロードを含む走行でも耐久性は良好で、長期間にわたって多くのマイルを積み重ねられるシューズとの評価が固まった。

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© Nike / Sole Retriever — 公式プロダクトショット
フィット & アッパー

アッパーはエンジニアードメッシュ製で、前足部には二重構造に近い厚みがある。タンと踵周りには豊富なパッディングが施されており、ステップイン時のフィット感と快適さを優先した設計だ。

つま先には適度なスペースがあり、ヒールとミッドフットはしっかりとホールドされる。パッディングが多いため暑い気候では蒸れを感じる可能性があるが、秋冬のランや一般的な温度条件では問題ない。

💡 サイズ選択: ナイキの通常サイズで問題なし。内側ヒールカウンターと深いサイドウォールが足をしっかり支えるため、横幅が広い足のランナーは試着を推奨。

⚠️ 注意点: 高温多湿な環境では上部が熱を持ちやすい。アウトソールは高耐摩耗ラバーをほぼ全面に採用しているため重量はやや増すが、耐久性とグリップ力は高い。

長所と短所
良い点
フルZoomXによる高弾力・高エネルギーリターン。マックスクッションシューズらしからぬ弾むような走り心地
高スタックながら安定性が高く、様々な路面でも安心して走れる
イージーからテンポペースまで対応できる汎用性。初心者の1足目としても最適
高耐摩耗ラバーアウトソールによる優れた耐久性。100km走行後も劣化が見られない
ロッカー形状により10mmドロップ特有のヒール着地の違和感が軽減されている
気になる点
アッパーが厚めで通気性は控えめ。高温多湿な環境での長距離走では蒸れが気になる場合も
インターバルや高強度トレーニング向けではない。より軽量・硬質な専用シューズとのローテーションが望ましい
幅広の足には若干フィットしにくい場合がある。スリムな足型向けの設計
高コバージュアウトソールの影響でアシックス スーパーブラスト2など一部の競合モデルより重い
競合モデルとの比較
モデル カテゴリー 特徴
ナイキ ボメロ プラス マックスクッション バランス最良。クッション性・反発性・安定性を高レベルで両立
アシックス ゲルニンバス 27 マックスクッション 高い安定性と保護性。ボメロ プラスより反発性はやや控えめ
サッカニー トライアンフ 23 マックスクッション 柔らかさと快適さが強み。ボメロ プラスほどの弾力性はない
ブルックス グリセリン マックス マックスクッション より低いドロップとロッカー形状が特徴。フォームはやや硬め
アシックス スーパーブラスト 2 スーパートレーナー よりアグレッシブで軽量。速度特化型。純粋なクッション性ではボメロ プラスが上
プーマ マグニファイ ニトロ 3 クッション コストパフォーマンスが高く軽量。ボメロ プラスほどのスタックはない
アシックス ゲルニンバス 27
安定性重視。反発性はボメロ プラスよりやや低め。
サッカニー トライアンフ 23
快適さが強み。弾力性はボメロ プラスが優位。
アシックス スーパーブラスト 2
軽量・速度特化のスーパートレーナー。クッション優先ならボメロ プラスが適合。

「マックスクッションシューズが苦手だった私でも、ボメロ プラスは本当に楽しく走れた。ただ沈み込むだけでなく、踏む力が大きくなるほど弾み返す感覚が、まさに求めていたものだった」

— Run Testers, Nick(100km走行後の総合評価)
総合評価 — こんな人に最適
こんな人に◎
  • マックスクッションを求めつつも、重さと眠い乗り心地に不満があるランナー
  • イージーラン・長距離走・リカバリーランの質を高めたい人
  • 1足でほとんどのランをこなしたい初心者
  • インヴィンシブル1・2の走り心地が好きだったランナー
  • ヒール着地タイプで、衝撃緩和を最優先するランナー
こんな人には△
  • スピードトレーニングやレースに特化した1足を求める人
  • 幅広の足や高甲のランナー(スリムなフィットが合わない場合がある)
  • 猛暑での長距離走に使用予定の人(通気性はやや控えめ)
  • 軽量性を最重視するランナー(同スタック帯では重め)
テスターの結論: マックスクッション シューズの中で最高の走り心地を提供する1足。クッション性と反発性、安定性をこの次元で両立したモデルはこれまで存在しなかった。ローテーション内のイージーラン担当として、また初心者の万能シューズとして、強く推薦できる。
画像出典:本ページの製品画像はNikeの公式プレスリリース素材を使用しています。画像の著作権はNikeに帰属します。本記事はNikeとは独立したレビュー記事であり、ブランドとは関係ありません。
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