レビュー

アシックス スーパーブラスト3 vs メガブラスト|最高峰トレーニングシューズの違いを徹底比較 👟🔥

ランニングシューズ比較 · 2025–2026
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スーパーブラスト3 vs メガブラスト

どちらもアシックスが誇るノンプレート厚底トレーナー。似て非なる2足の用途の違いを徹底解説する。

239g
スーパーブラスト3
重量(27cm)
224g
メガブラスト
重量(27cm)
FF LEAP
スーパーブラスト3
上層フォーム
FF TURBO²
メガブラスト
ミッドソール
asics-superblast-3-official-product-2026
© ASICS / corp.asics.com — 公式プレス素材
基本スペック比較
specs chart icon
項目 スーパーブラスト3 メガブラスト
重量
27cm(US9)片足
239g 224g (-15g)
スタックハイト
ヒール / フォアフット
46.5mm / 38.5mm 45mm / 37mm
ドロップ 8mm 8mm
ミッドソール(上層) FFリープ FF TURBO²(単層)
ミッドソール(下層) FFブラストプラス —(単層設計)
アウトソール アシックスグリップ(AHAR+) アシックスグリップ
アッパー エンジニアードウーブン エンジニアードウーブン
フォアフット形状 トランポリンポッド搭載
前足部くぼみ構造
トランポリン型島状ソール
前モデル比 改良 前作より約10g軽量化
反発性約15.2%向上(公式)
2025年新登場
重量(27cm片足)
SB3239g
MB224g
スタック(ヒール)
SB346.5mm
MB45mm
ドロップ
SB38mm
MB8mm
ミッドソール素材
SB3FFリープ + FFブラストプラス
MBFF TURBO²(単層)
📌 出典:スーパーブラスト3のスペックはアシックス公式プレスリリース(2026年2月)、カナダ・ランニング誌レビュー、Running Labによるもの。メガブラストはDoctors of Running実測値(224g/US9)および複数レビューサイトを参照。
アシックス公式データ
+15.2%
スーパーブラスト3のFFリープは、前モデルに採用されていたFF TURBO PLUSと比較して反発性を約15.2%向上させたとアシックスが公式に発表している。前作より約10g軽量になりながら、スタックハイトはさらに高まった。
ミッドソール技術の違い
スーパーブラスト3
2層構造

上層にFFリープ(メタスピードシリーズのレーシング素材)、下層にFFブラストプラスを組み合わせた2層構造。FFリープはA-TPUベースで軽量かつ高反発。前足部には「トランポリンポッド」と呼ばれる独自のくぼみ構造を配置し、蹴り出し時の推進力を高める設計となっている。

「柔らかくて弾む」感触。ゆっくりとしたペースでも快適に楽しめる。
メガブラスト
単層構造

フルスラブのFF TURBO²(フライトフォームターボスクエアド)を単層で採用。通常のFF TURBOより反発性が約32.5%高く(アシックス発表)、よりエネルギーリターンが速い。エネルギーをゆっくり返すのではなく、素早く「蹴り返す」ような反応性が特徴。

「固すぎないが反発が速い」感触。ペースを上げるほど真価を発揮する。

乗り心地の特性(相対比較)
クッション性(柔らかさ)
SB3
メガブラスト
中高
SB3
中高
メガブラスト
反発の速さ(レスポンス性)
SB3
メガブラスト
中高
用途の汎用性(ペース域の広さ)
asics-megablast-official-product-2025
© ASICS / corp.asics.com — 公式プレス素材
フィット感とアッパー

両モデルともエンジニアードウーブンアッパーを採用しており、軽量かつ通気性に優れた設計となっている。レビュアーがUKサイズ8(約26.5cm)で両モデルを実走した結果、どちらも快適に着用できたと述べている。

主な差異はトゥボックス(つま先部分)にある。メガブラストはつま先の高さ方向のスペースがやや狭く、「トゥが上部に擦れる」という声が一部のランナーから報告されている。一方、スーパーブラスト3は前足部のゆとりが若干大きく、幅広の足やつま先に余裕を求めるランナーに向く。

幅方向は両モデルとも標準的で、平均的な足幅のランナーなら問題なく着用できる。ミッドフットのホールド感はスーパーブラスト3がやや余裕のある設計で、細めの足には若干大きく感じる場合もある。その際は紐をしっかり締めることで対応可能だ。

スーパーブラスト3
前足部のゆとりあり
ガセットタン+ウィングシステム
厚みのあるタン・パッディング
メガブラスト
レース用シューズ並みの軽量アッパー
薄型ガセットタンで通気性高い
つま先高さのゆとりやや少なめ
走行特性と適したペース帯

両モデルを実際にフルマラソン(3時間30分ペース)で使用したレビュアーは、両足ともゴール後に「脚が元気だった」と語るほど、どちらも長距離での快適性は高い。ただし、走行特性とペース帯の得意・不得意には明確な違いがある。

スーパーブラスト3
✓ 得意なペース帯
・ イージーラン(ゆっくり目の回復走)
・ テンポ走・マラソンペース(約5:00〜5:30/km 前後)
・ 長距離レース(フルマラソン 3:30〜4:00 クラス)
スーパーブラスト3
✗ 不得意な用途
・ インターバル走・ショートレペ(200m・400m)
・ プレートシューズに近い「キレ」を求める場面
メガブラスト
✓ 得意なペース帯
・ インターバル走・200〜400mレペティション
・ テンポ走・スピードセッション
・ 高速マラソン(サブ3〜3:15 クラス)のトレーニング全般
メガブラスト
✗ 相対的な弱点
・ ゆっくりしたペースのイージーランでは恩恵を感じにくい
・ 前足部に余裕を求める人には窮屈に感じる場合がある
アウトソール耐久性とグリップ

両モデルともアシックス独自のアシックスグリップ(ASICSGRIP)ラバーを採用しており、湿路面でも高いトラクションを発揮する。レビュアーは雨天時も含めてグリップの問題は一切なかったと報告している。

両モデルを比較した場合、メガブラストのアウトソールはラバーカバレッジがやや多く、耐久性の面でわずかに優位との評価がある。スーパーブラスト3も同等の堅牢性を持ちながら前足部に露出フォームを採用しているため、高負荷の使用では長期的な摩耗に注意したい。

✅ グリップ評価:どちらも市街地・濡れた路面での不安感はなし。メガブラストはやや耐久性優位との評価が複数見られる。
長所と短所
スーパーブラスト3
長所
FFリープ採用でより柔らかく弾むようになった。前作比で反発性15.2%向上(アシックス公式)
イージーランからテンポ走まで幅広いペース帯に対応。1足での日常使いに最適
トゥボックスのゆとりがあり、フィット感に妥協のないランナーにも安心
フルマラソン(3:30〜4:00目安)でも高い快適性を実現
短所
プレートなしのため、インターバル走のような急速なペース変化には不向き
FFリープの柔らかさが「キレ」を求めるランナーには物足りなく感じることも
高価格帯の製品であり、より手頃なノヴァブラストと比較されることがある
メガブラスト
長所
FF TURBO²の高速な反発がインターバル走やテンポ走で威力を発揮
スーパーブラスト3より15g軽く、同等以上の高スタックを実現
スピードシューズの代替や、プレートが苦手なランナーのレース用としても活用可能
アシックスグリップのトラクションが特に優秀で、雨天時も安心
短所
ゆっくりしたペースでは反発特性が活かしにくく、イージーランには向かない
前足部のトゥボックスがやや窮屈で、幅広の足や指先に余裕を求めるランナーから指摘がある
単層フォーム設計のため、超長距離での疲労感が蓄積するとスーパーブラスト3より劣る場合も
アシックス BLASTシリーズの位置づけ

用途に応じて選ぶためのシリーズ全体像。スーパーブラスト3はちょうど中間の「万能」ゾーンに位置する。

デイリーバウンス
ノヴァブラスト5
柔らかく弾む日常練習向けトレーナー
ロングランバウンス
スーパーブラスト3
イージーランからテンポ走まで対応。最も汎用性が高い
アルティメットバウンス
メガブラスト
スピードセッション・レーシング志向。反発重視
プレート搭載スピード
ソニックブラスト
ASTROPLATEとFF TURBO²の組み合わせでスピード最重視
メガブラストの上には: メタスピード スカイ東京(カーボンプレート搭載レーシングシューズ)が位置する。サブ3を狙うランナーのレース本番向け。
asics-superblast-3-detail-official-2026
© ASICS / corp.asics.com — 公式プレス素材

「もし1足だけ選ぶとしたら、メガブラストを選ぶ。しかしスーパーブラスト3は、多くのランナーにとって正解となり得るシューズだ。」

— Run Testersレビュアー Tommy によるフルマラソン実走後の所感(意訳)

総合評価:どちらを選ぶべきか

2足を一度に購入しようとしているなら話は別だが、「どちらか1足」で選ぶ場合、答えはランニングスタイルによって明確に分かれる。

✓ スーパーブラスト3が向いている人
  • イージーランからテンポ走まで1足でこなしたい
  • フルマラソン3:30〜4:00ペース前後でのレース・長練習
  • 柔らかくて弾むような乗り心地が好き
  • 週あたりのイージー走の割合が多いランナー
  • つま先まわりにゆとりを求める
✓ メガブラストが向いている人
  • インターバル走・レペティションなどスピード練習が中心
  • フルマラソン3:00〜3:15レベルのトレーニングに活用
  • レーシングシューズが苦手でカーボンプレートを避けたい
  • 軽量性を最優先したい(同等スタックで15g軽い)
  • 速くなるほど反発が高まる「テンションが上がる」靴が欲しい
📊 最終判断:多くのランナーがどちらか1足を選ぶ際は、自分の主要練習メニューを基準にするとよい。週に3〜4回イージーラン+週1テンポ走ならスーパーブラスト3。週に複数回スピードセッションをこなすならメガブラスト。「両足が違う用途に存在している」というのがアシックス自身の設計思想でもある。
画像出典:本ページの製品画像はASICS(アシックス)の公式プレスリリース素材(corp.asics.com)を使用しています。画像の著作権はASICSに帰属します。本記事はASICSとは独立したレビュー・比較記事であり、ブランドとは関係ありません。
スペックデータ出典:アシックス公式プレスリリース(2026年2月)、Canadian Running Magazine、Believe in the Run、Doctors of Running、RunRepeat、Running Warehouse、Six Minute Mile、Running Lab。
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