ASICS METASPEED RAY TOKYO 超軽量レーシングシューズの性能解析
 
								ASICS METASPEED RAY TOKYO
超軽量レーシングシューズの性能解析
このレビューでは、ASICS METASPEED RAY TOKYOのフルレビューをお届けします。ベルリンマラソンで実際に使用した経験を基に、特徴や性能、乗り心地を詳しく解説。短距離からマラソンまでの適性や、他モデルとの比較も含め、ランナーの皆さんに役立つ情報をまとめました。
アッパーの特徴
アッパーにはMATRYX素材を使用したシングルレイヤーの細かいメッシュを採用。通気性が抜群で、シューズ内部が透けて見えるほどです。構造はほとんどなく、柔らかくしわが寄りやすいですが、走行中に問題はありません。
後部にわずかな構造があり、ヒールカップを維持
アキレス腱部分に小さなパッドのみで、刺激は感じません
紙のように薄く、非ガセットタイプでフィット感は良好
ミッドフットをしっかりロックダウン、ヒールスリップなし
アウトソールの性能
アウトソールにはASICS GRIPを採用。SKYやEDGE TOKYOモデルと似たデザインですが、ゴムが薄く、表面はスリックで溝がありません。それでもグリップ力は優秀で、ウェットコンディションでも滑りにくいです。
水溜まりやシャワーエリアでテストしましたが、安定したトラクションを発揮。耐久性はレースシューズとして十分です。
ミッドソールの乗り心地
ミッドソールはASICSの最新スーパーフォーム、FF LEAPをフル搭載。他のモデルとは異なり、古いフォームを混ぜず、最高級素材のみ使用。カーボンプレートはフルレングスではなく3/4長で、薄く柔軟です。
序盤は完璧でしたが、27km以降フォームが崩れると不安定さが目立ち、足首に負担がかかりました。強靭なニュートラルランナーならマラソン向きですが、私のようなランナーには短中距離が最適です。
比較モデル
| モデル | クッション性 | メリット | デメリット | 
|---|---|---|---|
| ASICS METASPEED RAY TOKYO | 超ソフト(FF LEAP) | 超軽量(129g)、スムーズな推進力、短中距離で優秀 | 不安定でマラソン後半に弱い、プレートが短い | 
| PUMA FAST-R NITRO ELITE 3 | ソフトで高リターン | 早いロッカー、フォアフットの安定性、速さ重視 | ヒールが不安定、重め(170g) | 
| ASICS METASPEED SKY TOKYO | ソフトで安定 | フルレングスプレート、長距離安定、軽量(170g) | RAYより重く、柔軟性に欠ける | 
| ASICS METASPEED EDGE TOKYO | ソフトで安定 | フルレングスプレート、長距離向き、軽量(170g) | RAYより重く、柔軟性に欠ける | 
| サッカニー ENDORPHIN ELITE 2 | 超ソフト(INCREDIRUN) | 広いプレートで安定、マラソン後半強い、重め(199g) | トゥボックスが狭い可能性、ジオメトリーが穏やか | 
まとめとおすすめ
ASICS METASPEED RAY TOKYOは、軽量さとソフトな乗り心地が魅力のレーシングシューズです。5kmからハーフマラソンでは最高のパートナーですが、マラソンではフォームの強さが鍵。安定性を求めるならSKY/EDGE TOKYOやサッカニー ENDORPHIN ELITE 2を検討を。あなたの走りに合った一足を選んで、ベストタイムを目指しましょう!
 
	
 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					