レビュー

アシックス スーパーブラスト3 レビュー|FF LEAP搭載で進化も「柔らかすぎ」?前作・メガブラストと徹底比較 👟⚡

ASICS · ランニングシューズ · 2026
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アシックス スーパーブラスト3
徹底レビュー

FF LEAPフォーム搭載で前作比約10g軽量化・反発性15.2%向上。ソフトさを増した最新スーパートレーナーを、スーパーブラスト2・メガブラストと徹底比較する。

46.5mm
ヒールスタック
239g
重量(27cm)
8mm
ヒールドロップ
FF LEAP
ミッドソール上層
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© ASICS / ASICS EMEA Newsroom — 公式プレス素材
スーパーブラスト3の主な変更点
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前作スーパーブラスト2から大幅に刷新されたスーパーブラスト3。変更の核心はフォームの入れ替えにあり、走行感を根本から変える4つのアップデートが施されている。

1
FF LEAPフォームへの換装

上層フォームをFF TURBO PLUSからFF LEAPに変更。アシックスのメタスピードシリーズでも採用される最軽量・最高反発フォームが、デイリートレーナーに初搭載。反発性は前作比約15.2%向上している。

2
約10g軽量化(27cm比)

FF LEAPの採用により、27cmで前作比約10g軽量化を達成。スーパーブラスト2の249gから239gへ。ロングランでの疲労軽減に寄与し、ペースアップ時の機敏な応答にも貢献している。

3
ミッドフットサポートピース追加

新フォームの柔らかさを制御するため、足の内側(メディアル側)にサポートピースを新設。FF LEAPによる過度な内側へのコラプスを防ぐ設計で、前作には存在しなかったパーツだ。

4
アッパーとアイレット改良

エンジニアードウーブンアッパーは引き続き採用しながら、部位ごとに異なる織り方と通気孔サイズを採用しフィット感を向上。アイレット(靴紐穴)の設計も刷新され、ミッドフット部のホールドが強化された。

スペック比較:BLASTシリーズ3モデル
スペック SUPERBLAST 3
2026年発売
SUPERBLAST 2
前作
MEGABLAST
レーシー上位機
ヒールスタック 46.5mm 45mm 45mm
フォアスタック 38.5mm 37mm 37mm
ヒールドロップ 8mm 8mm 8mm
重量(27cm) 239g 249g 224g
ミッドソール上層 FF LEAP FF TURBO PLUS FF TURBO²(全層)
ミッドソール下層 FF BLAST PLUS FF BLAST PLUS 単層構造
ライドキャラクター ソフト・バウンシー ミディアム・安定感 ファーム・レーシー
幅感 スタンダード(広め) スタンダード(広め) やや狭め
ヒールスタック
SB3 46.5mm
SB2 45mm
重量(27cm)
SB3 239g
SB2 249g
ミッドソール
SB3 FF LEAP
SB2 FF TURBO+
ライド感
SB3 ソフト
SB2 ミディアム
vs メガブラスト
SB3 239g
MEGA 224g
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公式プロダクトショット
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公式プロダクトショット
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公式プロダクトショット
© ASICS / ASICS EMEA Newsroom — 公式プレス素材
エネルギーリターン向上率
+15.2%
アシックス公式計測値。FF LEAPの採用により、スーパーブラスト2比で反発性が約15.2%向上。メタスピードシリーズと同系フォームが、日常トレーニングシューズに初めて搭載された。
実走インプレッション
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スーパーブラスト2を数年にわたってマラソントレーニングの主軸に据えてきたレビュアーにとって、スーパーブラスト3の進化は「ひとつ行き過ぎた」と感じるものだった。FF LEAPが生み出すクッション感は心地よく、約26km(16マイル)のゴールペース走も問題なくこなせた。しかし、イージーペースで走るとメディアル側(内側)ではなく、外側に体重が転がる感覚が生じた点を懸念している。

ペース別の体感スコア(レビュアー個人評価)

イージーペース(約5:30/km) 70/100
外側への転がりが気になる。長距離では蓄積的な負荷が懸念される
マラソンゴールペース(約4:15/km前後) 88/100
FF LEAPが十分に機能し、快適にペースを維持できる

重要なのは、この「外側への転がり」はレビュアー個人の走り方と生体力学的な特性によるものであり、すべてのランナーに当てはまるわけではないという点だ。軽度の過回内傾向を持つレビュアーにとって、新フォームの柔らかさは問題を顕在化させた。中立的な走法のランナー、あるいは過去のスーパーブラスト2を「硬すぎる」と感じていたランナーには、このソフトな進化は明確に歓迎されるアップデートになるはずだ。

💡 ポイント: アウトソールのアシックスグリップは前作同様に高耐久。スーパーブラスト2でも数百kmにわたって摩耗が少なかったとされる同グリップが引き続き採用されている。
長所と短所
良い点
FF LEAPによるバウンシーで弾むような反発性(前作比+15.2%)
前作より約10g軽量化、一日を通した疲労軽減に貢献
スーパーブラスト2を「硬い・うるさい」と感じていたランナーに最適
アシックスグリップのアウトソールで圧倒的な耐久性
広めのワイズで熱感スポットが生じにくく、長時間快適
デイリートレーニングから長距離レースまで幅広く対応
気になる点
ソフトすぎてイージーペースで外側への転がりが出やすい場合がある
SB2ユーザーが求める「安定×ペース応答力」の両立感は薄れた
軽度の過回内傾向があるランナーはロング走で注意が必要
メガブラストと比べるとレーシーな応答感は控えめ
スーパーブラスト3 vs メガブラスト

どちらを選ぶべきか。同じ8mmドロップ・高スタック設計を共有しながら、2つのモデルは明確に異なる個性を持つ。選択のカギは「どんな走り方で、どんな場面に使うか」にある。

SUPERBLAST 3

FF LEAPによる柔らかくバウンシーなライド。幅広いペース帯でリラックスして走れる。スーパーブラスト2が硬く感じたランナー、またはソフトなロングランシューズを探しているランナーに。

ソフト バウンシー 239g 広め
MEGABLAST

FF TURBO²による引き締まったレーシーなライド。ペース走やゴールペースへのドロップダウンで真価を発揮。フィット感は狭め。しっかりした走り心地を好み、スーパーブラスト2のキャラクターに近いものを求めるランナーに。

ファーム レーシー 224g 狭め
レビュアーの見解: マラソン練習のペース走や、後半にゴールペースへ切り替えるプログレッションランを重視するなら、メガブラストに軍配が上がる。スーパーブラスト3はその前段階――ゆったりとしたロングイージーランの相棒として最適だ。
BLASTシリーズの系譜と進化
SUPERBLAST 1
高スタック×軽量の概念を提示

FF TURBO PLUSを搭載し、高スタックでありながら軽量というそれまでのデイリートレーナーの常識を覆すシューズとして登場。マラソントレーニングからレースまで1足で対応できる汎用性が高く評価された。

SUPERBLAST 2
安定性とペース応答力の熟成

FF TURBO PLUSを継続採用しながら細部を洗練。イージーペースでの安定感と、マラソンゴールペースへのドロップダウン時の高い反応性を両立し、多くのマラソンランナーのトレーニングシューズとして定着した。一方で「硬い」「音がうるさい」という批判的な声も一部に上がった。

MEGABLAST(2025年)
レーシー路線でBLASTの上限を更新

FF TURBO²(エフエフターボスクエアード)を単層フルミッドソールに搭載し、BLASTラインアップ最軽量・最高応答性を実現。耐久性は500km超とも言われ、幅はやや狭め。スーパーブラスト2の「安定したファームライド」を好むランナーの自然な進化形として位置づけられている。

SUPERBLAST 3(2026年)
フォーム世代交代、ソフト路線へ転換

FF LEAPを採用し、ソフトさと弾みを前作から大きく引き上げた最新作。軽さと弾むような感覚を求めるランナーには理想的な進化だが、スーパーブラスト2のキャラクターを引き継ぐという観点では方向性が変わっている。メガブラストと合わせ、BLASTラインは明確に「ソフト系」と「ファーム系」の2極構成となった。

総合評価:どのランナーが買うべきか

スーパーブラスト3は間違いなく優れたシューズだ。FF LEAPがもたらす軽さと弾みは心地よく、アウトソールの耐久性はシリーズ伝統の高水準を維持している。ただし、スーパーブラスト2に感じていた「安定感とペース応答力の同居」を求めるランナーには、ソフト方向への振れ幅が大きいと感じるかもしれない。スーパーブラスト2ファンの「次の一足」としては、スーパーブラスト3よりメガブラストの方がキャラクターとして近い。

✓ こんなランナーに最適
  • スーパーブラスト2を「硬すぎ・うるさすぎ」と感じていた
  • ソフトでバウンシーなロングランシューズを探している
  • 回内傾向がなく、ニュートラルな走り方をしている
  • イージーランから日常トレーニングまで一足で快適にこなしたい
  • メガブラストのフィット感(狭め)が合わないと感じる
✗ 別のモデルを検討すべき人
  • スーパーブラスト2のファームで安定したライドを気に入っていた
  • ペース走やプログレッションランで積極的に使いたい
  • 軽度でも回内傾向があり、ロング走でのスタビリティを重視する
  • より速い応答感を求める → メガブラストを推奨
画像出典:本ページの製品画像はアシックス(ASICS Corporation)の公式プレスリリース素材を使用しています。画像の著作権はアシックスに帰属します。本記事はアシックスとは独立したレビュー記事であり、ブランドとは一切関係ありません。
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