レビュー

HOKA Speedgoat 6トレイルランナーの新定番シューズ

Trail Running Review

HOKA Speedgoat 6

トレイルランナーの新定番シューズ

HOKA Speedgoat 6は、前作の成功を基にクッション性を向上させたトレイルランニングシューズです。ラボテストに基づいたデータで、安定性やグリップの強みを明らかにします。

278g
軽量設計(27cm)
4.9mm
低ドロップ設計
4.0mm
ラグ深度

モデル概要

HOKA Speedgoat 6は、トレイルランニング向けに設計された多用途シューズです。前作Speedgoat 5の汎用性、グリップ、安定性を維持しつつ、クッションを増やしながら重量を抑えています。

ミッドソール

CMEVAフォームを使用。バランスの取れた柔らかさ(20.1 HA)で、耐久性が高い

アウトソール

Vibram Megagripを採用。4.0mmのラグ深度で、多方向グリップを提供

ドロップ

4.9mmの低ドロップで、ミッドフットやフォアフットストライクに適応

スタックハイト

ヒール32.1mm、フォアフット27.2mmで、クッションが向上

注意点:エネルギーリターンが48.0%と控えめで、ウルトラレース向きではない点に注意が必要です

クッション性とパフォーマンス

クッション性が強化されたSpeedgoat 6は、長時間のトレイルランで衝撃を吸収します。ラボテストでは、ヒールの衝撃吸収が124 SA、フォアフットが107 SAと優れた結果を示しました。

強み
  • 寒冷時でも23%しか硬くならず、冬のトレイルに強い
  • トーショナルリジッドネスが5/5と高く、横方向の安定が抜群
  • ミッドソール幅が広い基盤を提供(フォアフット117.7mm、ヒール94.1mm)
! 留意点
  • エネルギーリターンはヒール48.0%と平均以下
  • 剛性が高まり、テクニカルな地形で柔軟性がやや低下

フィットとサイズ

Speedgoat 6のフィットは中程度で、標準幅(D)とワイド(2E)が用意されています。トゥボックス幅は最広部95.6mm、大つま先部73.0mmと平均的です。

サイズ感
やや小さめ。27cmを基準に選んでください
タング
パッド厚5.2mmで、インステップを保護。セミガセットタイプで、狭いフィットに適合
ヒール
カウンター剛性が3/5と平均。指ループ付きで着脱しやすい
通気性
2/5と低め。密なメッシュのため、冬向きですが夏は蒸れやすい

グリップと耐久性

Vibram MegagripアウトソールがSpeedgoat 6の強みです。ラグ深度4.0mmで、急な坂やターンで優れたトラクションを発揮。硬さ84.5 HCで、耐久性と柔軟性のバランスが取れています。

4/5
トゥボックス耐久
4/5
ヒールパッド耐久
3.1mm
アウトソール厚
18.4N
縦方向剛性

性能比較

モデル クッション性 メリット デメリット
HOKA Speedgoat 6 バランス
(20.1 HA)
耐久性高いアッパー、安定したライド、軽量278g 通気性低い、エネルギーリターン不足
Nike Zegama 2 ソフト 優れたエネルギーリターン、良好な通気性、Vibramグリップ 重量重め302g、ドロップ4mm
On Cloudvista 2 バランス 軽量292g、柔軟性高い、ワイドトゥボックス ヒールパッド耐久低い、グリップ平均
Nike Terra Kiger 9 ソフト 軽量288g、良好な耐久性、テクニカル向き 狭いフィット、寒冷時剛性変化大

結論とお勧め

HOKA Speedgoat 6は、前作の良さを継承しつつクッションを強化した信頼できるトレイルシューズです。安定性とグリップが抜群で、長距離や寒冷地のランに最適です。

おすすめのユーザー

  • Speedgoat 5ファンでクッションを求める人
  • 冷たい気候のトレイルランナー
  • ドライ/ウェット地形で安定を重視する人

不向きな人

  • 幅広足やルームフィットを好む場合
  • エネルギーリターンと通気性を求める場合
あなたはどのシューズで次のトレイルに挑みますか?

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