レビュー

Nike Vomero 18マックスクッションの進化を徹底レビュー

Nike Vomero 18

マックスクッションの進化を徹底レビュー

42.5mm
ヒール高
298g
重量
13.9mm
ドロップ
147 SA
衝撃吸収

モデル概要

Nike Vomero 18は、従来のデイリートレーナーからマックスクッションシューズへ大幅にアップデートされました。ミッドソールのスタックハイトが大幅に増加し、ヒール部分で42.5mm、前足部で28.6mmを達成。これにより、深いクッション感を提供します。

デュアルフォーム構造

上層ZoomX

硬度15.0 HA – 柔らかく快適な乗り心地

下層ReactX

硬度21.5 HA – 耐久性と安定性

アウトソールは耐久性を重視したデザインで、高衝撃エリアを強化。ロッカー形状は控えめで、ヒールストライカー向けのスムーズなトランジションをサポートします。

クッションとパフォーマンス

147 SA
ヒール衝撃吸収
56.9%
エネルギー返還
13%
寒冷時変化

クッション性能はVomero 18の最大の魅力です。ラボテストでヒールの衝撃吸収が147 SA、前足部が116 SAを記録し、平均値を上回る優れた保護を提供。これにより、長距離ランやジョギングで関節への負担を軽減します。

長所
  • 優れたクッションで回復走に最適
  • ヒールストライカー向けの深い快適性
短所
  • 速いペースでの敏捷性不足
  • グリップの改善余地あり

フィットと快適性

フィット感は真のサイズ通りで、幅は平均95.6mm。ただし、トゥボックスが69.6mmと狭めで、尖った形状が特徴です。狭い足のランナーにはぴったりですが、広い足には不向きです。

アッパー仕様

メッシュ二重構造エンジニアドメッシュ
通気性3/5 – 平均的
舌パッド13.4mm – 半ガセットタイプ
長所
  • 快適なアッパーとパッド
  • セキュアなフィット感
短所
  • 狭いトゥボックス
  • 足の広がりが制限される

安定性と耐久性

安定性はニュートラルシューズながら優れています。ミッドソールの幅が前足部116.6mm、ヒール96.5mmと広めで、側壁が足をガイド。ねじり剛性は4/5、ヒールカウンターの硬さは3/5とバランスよく、軽度の安定ニーズに対応します。

3/5
トゥボックス
5/5
ヒールパッド
1.1mm
摩耗
3.8mm
厚さ

他モデルとの比較

モデル重量クッション特徴
Nike Vomero 18298g15.0 HA最大スタック、優れた快適性、回復走向き
ASICS Glideride Max281g柔らかめ軽量、優れた耐久性、良好なグリップ
Hoka Clifton 10275g柔らかめ軽量、バランスの取れたスタック
Nike Vomero Plus289g柔らかめ快適なアッパー、安定性高め

データは27cm(US9)サイズ、ラボテスト基準

結論

Nike Vomero 18は、マックスクッションを求めるランナーに最適な進化形です。深い快適さと保護性能で、長距離や回復走、ヒールストライカーに輝きます。一方、重さと狭いフィットがネックになる場合、ASICS Novablast 5やTopo Atmosのような軽量モデルを検討してください。

おすすめランナー

  • 長距離・回復走中心のランナー
  • ヒールストライカー
  • 最大級のクッションを求める方
  • 関節保護を重視する方

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