アシックス スーパーブラスト3レビュー:FF LEAPを搭載した最大クッションデイリートレーナーへの転身 👟
アシックス スーパーブラスト3
FF LEAP搭載・最大クッション型への転身
プレートなしパフォーマンストレーナーの系譜から決別し、「マキシマムクッションデイリートレーナー」として新章を開く。
メタスピードシリーズの開発過程でプレートなしミッドソールが検証され、テスターからの高評価を契機に「プレートなしパフォーマンストレーナー」のアイデアが生まれた。2022年の発表イベントでは5つのプロトタイプが展示。
FF TURBOフォーム搭載の唯一無二の存在として登場。類似コンセプトはナイキ インビンシブル程度で、希少性が熱狂的な支持を生んだ。
トレーニングフィットとアッパーが改善され広いランナー層に受け入れられた一方、初代の鋭さは薄れた。
FF LEAPを上層に搭載しながらも、FF Blast Plus層の肥大化により「コンフォート・保護性重視のデイリートレーナー」として明確に方向転換。
| 項目 | スーパーブラスト3 NEW | スーパーブラスト2 |
|---|---|---|
| 重量 | 239g(US9) | 249g(US9) |
| スタックハイト(ヒール) | 46.5mm +1.5 | 45mm |
| スタックハイト(前足部) | 38.5mm +1.5 | 37mm |
| ドロップ | 8mm | 8mm |
| 主なフォーム(上層) | FF LEAP | FF Turbo Plus |
| フォーム(下層) | FF Blast Plus | FF Blast Plus |
| ライドプロフィール | ソフト / マッシュ感あり | エナジェティック |
✅ エナジェティックなプラットフォーム。FF Turboの硬さをFF Blast Plusが和らげる補助的構成。
⚠️ FF Blast Plusが大幅増加(公称1cm→実測1.5〜4mm各部)。FF LEAPの反発をBlast Plusが相殺。
FF Blast PlusはFF Turboよりもデッドなフォームでエネルギーリターンに乏しい。FF LEAPの優れた反発性能も、厚くなった下層に大部分が吸収されてしまう。ゆっくりしたペースでは「マッシュ(ぼやけた柔らかさ)」が際立つ。
スーパーブラスト3の登場でブラストファミリーの役割分担が整理された。ノバブラストを中心に、二方向に展開する明確なラインナップに。
保護性・快適性重視。ホカ / ナイキ ボメロと競合するカテゴリー。
日常的なバウンシネス。シリーズの中心に位置する。
プレートなし・プレートあり。初代SBのDNAを継承。
| モデル | 特徴・強み | 弱点 |
|---|---|---|
| スーパーブラスト3 注目 | 最高水準の安定性、ソフト&保護性、快適なデイリートレーナー | ペース向上時のマッシュ感、FF LEAPの性能が活かしきれない |
| メガブラスト | FF Turbo Squared搭載のエナジェティックなプラットフォーム、初代SBのDNA | SB3より安定性がやや低い |
| ニンバス28 | FF Blast Plus全長+Pure GEL、ライフスタイル兼用 | パフォーマンス性能は控えめ |
| エンドルフィン アズラ | 幅広いペース対応、SB2のDNA継承、オールラウンダー | SB3より安定性が低い |
スーパーブラスト3は単体シューズとして水準以上の仕上がり。しかし「スーパーブラスト」が歴史的に担ってきたプレートなしパフォーマンストレーナーとしての役割とは、明確に決別している。
- コンフォート重視でマキシマムスタックを求めるランナー
- 最高水準の安定性が必要なランナー
- ニンバス28との長距離ローテーションを考えるランナー
- マラソンペースでのスピード練習・閾値走をメインにするランナー
- 初代・2代目スーパーブラストのエナジーリターンを期待する人
- パフォーマンス寄りの感触を求めるなら→ メガブラストを選ぼう
“スーパーブラスト3はアシックスのラインナップにとって必要なシューズだ。ただし、かつてのスーパーブラストとは別のシューズとして理解しなければならない。”
